Top500 で大きな順位変動!日本は 5 位。Green 500 は上位独占、HPCG は 3 位後退。

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2018 年 6 月のスパコンランキング TOP500 と GREEN500 が発表されました。スパコンの単純な計算性能を競う TOP500 では、今回大きな順位変動が起きました。アメリカのスパコンが新たに1位と3位にランクインしました。日本勢のトップは、第5位でした!

また、省電力性を競う GREEN500 では、前回に引き続き菖蒲 system B、睡蓮2、さくらが上位 3 位を独占しています。

スパコン実性能を測る HPCG では、理研の京が長らく1位を死守してきましたが、今回3位へと後退しました。

このまま、中国とアメリカにどんどん引き離されて行くのでは無いか?ということを感じさせる結果でした。

参考【TOP500】スパコンランキングの見方!【Graph500_Green500】

今回の Top500

2013 年 6 月のランキングから渡り中国が1位の座を守ってきましたが、アメリカが5年振りに首位を奪取しました。過去4回 1位だった 中国の神威・太湖之光が2位へと後退し、米エネルギー省のオークリッジ国立研究所のスパコン “Summit” が 1 位になりました。

Summit については、当ウェブサイトでも過去の記事で触れています。IBM の Power9 プロセッサと NVIDIA の Tesla V100 GPU を使用しています。

また、アメリカの Sierra が3位になり、これまでずっと1,2位にランクインしていた天河 2 号A は4位へと後退しました。でも天河3号建設中という噂もあるので、また近いうちに中国が首位になるかもしれません。

日本勢の最高位は産総研の AI Bridging Cloud Infrastructure (ABCI) の5位でした。前回4位だった日本の暁光はなぜかランキングから消えています。 社長が逮捕されたからでしょうか?それ以下6位から10位までは前回までと変わりませんでした。

今回、11位に韓国の Nurion というスーパーコンピューターが新しくランクインしました。一方で、日本のオークフォレスト・パックスは12位に後退、理研のは16位へと後退しました。

Top500 のうち 124 システムがアメリカのもの、206 システムが中国のものでした。日本ももっとスパコンに投資すべきだと思います。



今回の Green500

Green 500 は、前回同様1,2,3位を日本のスパコンが独占しています。また、6,7,8位にも日本のスパコンがランクインしています。Greem 500 でも同様に暁光が消えています。Pezy Computing 社長の逮捕は改めて日本のスパコンにとって大きな痛手だったなと感じました。

Green500 で上位も良いけどやっぱり Top500 でも上位を取って欲しいなと思います。スパコン実性能を測る HPCG でも京が3位に後退しました。このままだとどんどん中国、アメリカに差をつけられると思います。

管理人は、スーパーコンピューターに関して全くの素人です。もしも記事中に誤りなどありましたら、コメント欄、twitter、メールなどで教えていただければ幸いです。

参考文献

  1. 産総研のスパコンが世界ランキング5位に躍り出る
  2. スパコン「京」、実用性能ランクで3位に後退



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6 comments

  1. 単に計算速度がまあまあってだけで計算能力や電力効率、ビッグデータ処理能力やシミュレーション、アプリケーションなどの性能は世界上位。速度が中国で性能は日米

  2. スパコンなんて究極の自作PCみたいなもんを膨大なお金かけて海外のパーツで使って作って何に使うの?

    1. 用途に関しては、ゴードン・ベル賞について調べてみることをお勧めします。
      理研の京は富士通が開発しています。Tofu インターコネクトなどについても調べてみたら如何でしょうか。
      スパコンの開発自体にも技術的ブレークスルーが必要ですし、スパコンを用いて行う研究も重要なものばかりです。

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