自作 PC を作ってみた【ハード編】

管理人は、これまでずっと Macbook Pro を使ってきましたが、現在の作業環境に限界を感じたため、自作 PC を作ることにしました。

現在使っている MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015, CPU: 2.9 GHz Intel Core i5, Memory 16 GB 1867 MHz DDR3) の起動速度やウェブ閲覧、文章編集などには不満はないものの、動画編集、画像編集、計算などには限界を感じていました。とりわけ、反応動画を作成する時や、Gauss View で同時に数千個分の座標を読み込ませるとフリーズすることがあり、困っていました。。。

はじめに断っておきますが、管理人はハードウェアなどに関しては全くの素人ですので、パーツの選択がおかしかったり、組み立て方が間違っていたりしましたら、コメント欄またはメールにて教えていただけたら幸いです。
計算化学について学んでいるにも関わらず、ハードについて全く知識がないため、強制的に自分を勉強する状態に追い込むという目的もあり、自作 PC を組んでみようと思った次第です。

参考:Threadripper 自作 PC 組み立て編【AMD】

構成

今回購入したパーツは以下の通りです。

CPU: Intel CPU Core i7-7700 3.6GHz 8Mキャッシュ 4コア/8スレッド LGA1151
マザーボード: ASUS PRIME H270-PRO
M.2 SSD_250 GB: Samsung SSD 250GB 960 EVO M.2 Type2280 PCIe3.0×4 NVMe1.2 V-NAND搭載
M.2用 ヒートシンク: アイネックス チップ用マルチヒートシンク
HDD_3TB: Seagate ST3000DM008 [3TB SATA600 7200rpm]
メモリ(32GB): Crucial DDR4 PC4-17000 16GB 2枚組
光学ディスクドライブ: ASUSTek Windows10対応M-DISC対応BD-R 16倍速書込 SATA接続 BW-16D1HT
電源: V750 Semi-Modular RS750-AMAAG1-JP
グラフィックボード: GEFORCE GTX 1060 6GB
PCケース: CoolerMaster ミドルタワー ATX PCケース CM 690 III (型番:CMS-693-KKN1-JP)

全部で 16 万円くらいでした。

グラフィックボードは Quadro も検討しましたが、高かったのでやめました。Amber の Supported GPUs に GTX 1080, 1070, 1060 と書いてあったので、お手頃な GTX-1060 を買いました。動画編集はすると言っても、たかだか数分程度のものですし。

起動ディスクは、M.2 にしました。どれくらい早くなるのかという完全に興味本位な理由で決めました。

とりあえずこの構成でやってみて、不具合があったら買い換えていく予定です。

電源、光学ディスクドライブの取り付け

今回は、CoolerMaster ミドルタワー ATX PCケース CM 690 III を使うことにしました。今後拡張していくことも考えると、小さすぎたり、安すぎるケースを買うのは良くないと思い、ミドルタワーにしました。

マザーボードにいろいろ挿していく前にとりあえず、電源と光学ディスクドライブを取り付けました。

CPU の取り付け

最新の Intel の第7世代Coreプロセッサー ( Kaby lake) を買いました。7700k とも迷ったのですが、オーバークロックすることはないかな?と思い、7700 にしました。箱を開けると、CPU とリテールクーラーが入ってました。

説明書に従って CPU を取り付けました。

M.2 の取り付け


今回は、早いと評判の M.2 を起動ディスクにしました。Youtube などの動画を見ると、M.2 は リードで 3000 MB/s くらい出ていました。
M.2 はマザーボードに対して横向きに挿して、ネジで固定します。

ネットの情報によると、M.2 は発熱がすごいのでヒートシンクは必須らしいです。メーカーもヒートシンク付きのものを市販すれば良いのに。。。

ちなみに、960 EVO と 960 PRO というものがありましたが、値段の関係から 960 EVO にしました。

メモリの取り付け

Gauss View がフリーズする原因が CPU なのか、メモリ不足なのかよく分からなかったため、とりあえず、今回メモリを倍増することにしました。今回使うマザーボード H270-Pro は DDR4-2400 メモリ対応です。メモリは、今後 64 GB まで増やす予定です。
メモリは、CPU から 2 番目と 4 番目に遠いスロットに入れました。かなり力を入れないとカチッとはまりませんでした。

HDD の取り付け

HDD には 3TB、7200rpm のものを使いました。

グラフィックボード の取り付け

グラフィックボードを取り付ける際には、リアパネルを取り外す必要があります。
また、GTX-1060 はそこそこ大きいため、SATA ケーブルを取り付ける部分が覆われてしまい、使えなくなりました。H270 には 6 つSATA ケーブル用のポートがあるため、残りの 4 つで全部接続しました。

配線

配線は、以下のように行いました。順番は適当です。
1. 24 pin をマザーボードに差す。
2. フロントパネルコネクタ をマザーボードに配線。
3. USB などを接続。
4. 光学ディスクドライブや HHD に SATA ケーブルを接続。
5. 光学ディスクドライブや HHD に 電源を接続。
6. PC ケースのファンに電源を接続。
7. グラフィックボードに電源を接続。


CPU 付属のリテールクーラーを使っていますが、いずれ虎徹に交換する予定です。また、古い MacBook Pro (13-inch, Mid 2010)を廃棄する予定なので、それに搭載していた SSD と HDD を移す予定です。

次回の記事では、OS のインストールについて書きたいと思います。
Linux にする予定ですが、どのディストリビューションにするかまだ検討中です。

記事中に間違い等ある場合は、コメント欄、twitter またはメールにてお知らせいただけると幸いです。

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