input ファイルの作り方2 (gaussian)

前回の記事では、gaussian のインプとファイルの基本的なことを説明しました。
今回は、キーワードセクションについてもう少し詳しく解説します。

構造最適化

構造最適化では opt というキーワードを使います。計算方法を支持するキーワードは、大文字、小文字は区別されません。
以下に例を示します

%mem=5000mb
%nprocshared=2
%nosave
%chk=sample.chk
#p b3lyp 6-31+g(d,p) opt=(maxcyc=300, maxstep=30,tight) int=grid=ultrafine 

optimization_sample_inputfile 

0 1
 C                  1.59833400    3.12357300    0.97098200
 C                  1.57396000    1.58469900    0.85002600
 C                  0.41429000    3.77678100    0.21372800
(座標_中略)
 H                  0.34380100   -2.93254000   -1.00202800
 C                 -1.44306900   -0.05440700   -0.86657000
 H                 -1.07485400   -0.22929100   -1.87053500
 H                 -0.27515700    1.90397200   -1.83902300






   

上記のように、opt=() としてカッコ内にオプションを書くことができます。各オプションの解説は、Gaussian 社のウェブサイトか、その日本語訳のサイトをみると良いと思います。

上記の例では、maxcycle と maxstep を指定しています。maxcycle は、指定した回数だけ構造最適化の手順を繰り返しても最適化構造に至らなかった場合に、計算を終了するというオプションです。maxcycle のデフォルト値は 200 だったと思います。収束しにくい計算の場合は cycle 数を多めにしておくのも一つの選択肢です。maxstep は 最適化計算で一回でどれだけ動くかということ指定するップションで、30 がデフォルト値です。収束しにくい計算の場合は、小さくすることで解決することもあります。
ちなみに、irc 計算では 20、opt=ts の場合は、10 とするのが一般的なようです。

振動計算

freq というキーワードを使います。

B3LYP 6-31+G(d,p) freq

また、opt と freq を一緒に書くと、構造最適化を行った後に、その座標を用いて振動計算を行ってくれます。

B3LYP 6-31+G(d,p) opt=(maxcycle=300, maxstep=30, tight) freq

その他

DFT 計算を行う場合は、int=grid=ultrafine を入れたほうが良いと言われています。また、scf = tight を使うことにより scf 計算の閾値をより小さくできますが、計算の種類に応じて閾値を変えるのが良いと思います。
その他、一点計算、NMR 計算などなどありますがキーワードを変えるだけで行うことができます。NBO 計算や modredundant option を使うときなどは、座標の下にも指示を書く必要があります。

また、chk ファイルの指定の前に %nosave をつけることにより、反応終了時に一時ファイルを削除してくれます。一時ファイルを消したくない場合は %nosave はつけてはいけません。chk ファイルの指定の次の行に %nosave を書くと、計算終了後に chk ファイルが削除されます。

座標の下に結合情報を記入する場合には、キーワードセクションに geom=connectivity を指定する必要があります。

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