国際学術無線 LAN eduroam の勧め

3 月は、いろいろな学会の年会があると思います。

出張先で非常に心配になるのが、Wi-fi 環境の有無です。

計算化学をやっていれば、少しでも時間が空けばスパコンに接続して計算状況を確認したくなるのが普通だと思います。

親切な学会会場であれば、学会参加者用に無線 LAN を用意してくれますが、そうではない会場もあります。。。

今回の記事では、国際無線LANローミング基盤 eduroam について紹介します。

eduroam とは?

eduroam とは、国内外の大学等の教育機関や研究機関で利用できる無線 LAN です。現在、国内では 245 機関、世界 101 カ国が eduroam に参加しています。

簡単に言いますと、学会や研究打ち合わせなどで大学などを訪れた際に、各大学に設置されている無線 LAN (eduroam) を使用できるというサービスです。eduroam のおかげで、出張先の wi-fi 環境への心配がだいぶ無くなります。

管理人は、以前アメリカの大学で働いていましたが、よく eduroam を利用していました。自分の所属研究室では有線 LAN を使っていましたが、研究打ち合わせで他ラボに行った際などには eduroam を使用していました。別のラボに行くたびにパスワードを聞くのは少し気が引けますからね。

先月、中国の大学のシンポジウムに参加した際にも eduroam が使用できました。学会会場とホテルの Wi-fi が確保できれば、海外ポケット wi-fi は必要は無いと思います。

利用するには?

所属の研究機関で eduroam のアカウントを申請する必要があります。ますは、所属研究機関の情報基盤センターに問い合わせてみることをお勧めします。

eduroam 申請サイトは下のリンクになります。下記サイト内のログインをクリックしてください。リンク先のプルダウンに自身の所属研究機関があれば申請可能です。

eduroam 申請サイト

アカウントは期限付きのため、数ヶ月おきに申請しなくてはなりませんが、無料です。

実際に使用する際は、訪問先の大学・研究所で無線 LAN を ON にして eduroam が飛んでいるか確認して下さい。もし eduroam が利用可能でしたら、eduroam を選択してください。パスワードとアカウント名を聞かれると思いますので、所属の研究機関から発行されたものを入力してください。

ちなみに

大学や研究所以外でも、eduroam が繋がる空港などもあるようです。

また、eduroam に接続すると有料の学術誌など読むことが出来ます。ただ、大学等の eduroam に繋いでもその大学の学内ネットワークにはアクセス出来ません。

参考サイト

  1. eduroam 申請サイト

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