過去のダウ下落時の下がり方を分析②【2011年8月】

前回の記事に引き続き、過去のダウの大幅下落について調べたいと思います。

今回は、2011 年 8 月の下落についてです。

背景

ギリシャに端を発した欧州債務問題や S&P 米国債の格下げによって、大幅下落が発生したようです。10 月に入るとギリシャ支援策が発表され回復したようです。

2011 年のダウ大幅下落

2011 年 7 月 20 日の 12,583 ドルの直近高値から爆下げをしてきます。

8 月 9 日に最初の底値 (10,604 ドル) をつけるまで 約 3 週間で一気に 16% 下げています。

それから 10 月 4 日の 10,404 ドルの底値まで約 2 ヶ月間、上がったり下がったりを繰り返しています。

上がり方は?

何回か抵抗線はありますが、約一ヶ月間で 7% 一気に回復しています。

この下落から学んだこと

やはり、下落する時は、一気に落ちている。

しっかりと底値を記録してから買うのが正しいと思う。こういう落ち方の勢いを見ると “落ちてくるナイフはつかむな” という格言の正しさを改めて痛感します。

2011 年のチャート に限って言えば、Dead cat Bounce であっても、ある程度の利益は得られそうな気がします。反対に、最初の下落中に買い増すのだけは、絶対に避けた方が良いとも思いました。

大幅な下落は買い増すチャンスですが、初日から焦って買い増さずに、ちゃんと反発してから買い増すのが良いと改めて思いました。

今回の下落は?

2011 年の下落では、8月9日から10月4日までの約二ヶ月間、上がったり下がったりを繰り返しています。この下落には明確な原因(欧州債務問題など)があり、それが一応解決されそうな見通し(ギリシャ支援策の発表)が立った時点で上昇に転じています。

今回 2020 年 2 月のダウの大幅下落に関してもコロナウイルスという明確な原因があります。そのため、パンデミックの危機が去ったという宣言が出されるまでは、2011 年同様底値付近で上がったり下がったりを繰り返すのではないでしょうか?

また今回は、人や物の流通がストップしてしまったため、多くの企業の業績が悪化したことも考えられます。そのため、1-3 月期のみならず、4-6 月期にも影響があるかもしれません。さらに、今年は大統領選があるので、夏がポイントになりそうな感じもあります。

まだ株を勉強し始めて 1 週間程度なので、間違いも多々あると思います。コメント欄等で優しく教えていただけたらと思います。

参考文献

zerotrade

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