計算化学の素人が、計算化学を学んでいく様子をお伝えしていきます

こんにちは。これから計算化学.comに記事を書いていく田中です。

私は、計算化学やシミュレーションに関しては、全くの初心者(素人)です。

そんな私が、これから計算化学を学んでいくわけですが、「素人が計算化学を学んで、何をどう理解していくのか?(そもそも、理解できるのか?)」「結局、何か使える知識・スキルは身につくのか?」ということを、これから書いていく記事を通じて、皆さまにお伝えできればと思っています。また、私が学んでいく過程をご覧になる中で、もし、一人でも多くの人が私と同様に計算化学に興味を持ってくれるということが起きたら、とても嬉しいです。

今回の記事では、計算化学素人の私のステータスや、学び方の方針をご紹介したいと思います。

計算化学を学ぶにあたって

・自身のステータス

私のベースは「実験科学者」です。日本の素材メーカーに勤務しており、日々、ラボで実験をしています。計算化学については「第一原理計算」という言葉を聞いたことがあるな、くらいです。

また、最近は私の会社でも「マテリアルズ・インフォマティクス」という言葉が使われはじめ、その流れで機械学習(Python)を少しだけ、かじっています。

その他、会社の技術営業部のお手伝いで、たまにお客さんとコミュニケーションする仕事をさせてもらうこともあります。

・モチベーション

そんな私が、なぜ、計算化学に興味を持ったのかというと「在宅勤務をしたいから」という、不純な理由が最初にきます。もちろん、これだけではないのですが、このモチベーションは大きいです。「実験科学者は、コロナ渦でも出社するしかない」という状況を経験して、どうにかして、実験科学をベースとした研究開発者の働くスタイルを、より柔軟に、幸せな方向に変革していきたいと思っています。なお、ラボでの実験をやめたいと言っているのではなく、ラボと在宅を選べる働き方に変えていきたいと思っています。

こういったモチベーションも踏まえて、普段、私が実施している実験に対して、計算化学をどれだけ組みわせていけそうか、という点も書いていければと思います。

学習の参考にしていきたい情報

事前にネットなどで調べたところですと、下記の材料を使って学んでいくのが良さそうです。(今のところ、独学前提で考えています)

書籍で学ぶ

・動かして理解する第一原理電子状態計算

・機械・材料設計に生かす実践分子動力学シミュレーション

・密度汎関数法の発展 マテリアルデザインへの応用

YouTubeで学ぶ

・密度汎関数理論に基づく第一原理計算ざっくり入門(固体材料編)

・予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」:シュレーディンガー方程式のところ等

https://www.youtube.com/c/yobinori

その他

・論文で学んでいく

・ネット記事で学んでいく(計算化学.com、ケムステなど)

https://www.chem-station.com/yukitopics/keisan.htm

今回は、ここまでにします。

次回から、ハードルが低そうなものから手をつけて、学んでいこうと思います。

記事を読んでいただき、ありがとうございました。

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