【術後半年の感想】内痔核根治治療(結紮切除術、日帰り)

以前の投稿:【体験記】内痔核根治治療(結紮切除術、日帰り)では、術後 1 ヶ月間の感想を詳細に述べました。

今回の投稿では、術後半年以降の感想を書いていきます。

目次

手術をしたことについて

手術をしてから半年が過ぎた現在でも、本当に手術をして良かったなと心の底から思っています。

以前は、しゃがんだ時とかに少しイボが出てきてしまったり、疲れがたまると出血したりと、面倒なことが多かったです。今は、そのような煩わしさから解放されました。

もっと早く手術しておけば良かったとも思っています。

ただ、手術後の痛みや生活の不便さ(自転車に乗れないなど)を考えると、もう一度手術を受けたいとは思いません。結紮切除術は再発率が非常に低いと言われていますが、万が一のことを考え再発しない努力を続けています。痔は血管の病気なので、不摂生な生活を続けていれば、また痔になってしまう可能性はあります




術後気をつけていること

手術をしてから、アルコール類は一切やめました。辛いもの食べ過ぎなどにも気をつけ、排便は1 日 1 回朝にするようにしています。便通を良くするため、野菜を多く食べ、定期的に運動をすることも心掛けています。管理人は、6 km のジョギングを週 3 回しています。

また夜更かしはやめ、早寝早起きにライフスタイルを改めました。寝不足はよくありません。

手術前はウォシュレットを一度も使用したことがなかったのですが、術後はウォシュレットを愛用するようになりました。やはり、トイレットペーパーでゴシゴシ拭くのは良くありません。

手術してからアメリカに移住することになりました。海外ではウォシュレットは普及していないため Amazon で携帯用ウォシュレットを購入して使っています。海外出張に行く人などに、非常にお勧めです。

術後の気になったこと

術後は、便をコントロールする必要があったため、極端に食事量が減りました。サラダ、ヨーグルト、バナナを食べ続けていたので、体重が 7 kg ほど落ちました。現在では、普通に食事できるようになりましたが、この体重を維持しています。というか、病気になった時は、体重が重すぎでした。

術後、激しい運動や長時間歩いたりすると肛門にチクチクする痛みを感じることがありました。ずっと不思議だなぁと思っていました。というのも、手術した部分とは少し違う部分だったからです。ある日、チクチクする場所を手で触ってみて気づいたのですが、ただ単に肛門近くの皮膚がすれて痛くなっていただけです。

術後はずっと運動を避けて、仕事以外は基本寝ているような生活を送ってしたせいで少し皮膚が弱くなってしまったようです。。。

術後の運動は?

術後は激しい運動は避けた方が良いです。
管理人は、術後 1 ヶ月ほどで無理して自転車に乗りましたが幹部が少し腫れてしまいました。そのため術後 2 ヶ月目までは、自転車を使わないようにしていました。

また、回復して来て、歩ける、痛みが無いという状態になっても長距離を歩くのは大変でした。そのため、バスを積極的に利用していました。

手術から 4 ヶ月経って、初めてジョギングしました。また走ることが出来て嬉しかった反面、体力がすごい落ちていることに愕然としました。。。毎日自転車に乗るようになったのも手術から 4 ヶ月経った頃からでした。

手術から 9 ヶ月後に山登りに行きました。全部で 25 km ほど歩いたのですが、やはり下山中に少しチクチクして来ました。これは上述の通り、皮膚が擦れて痛くなっているだけで、患部が痛かった訳ではありません。しかし、長距離の移動はまだまだつらいといった感じでした。

ジョギングも自転車も登山も同じ動作の繰り返しなので、それほど患部に負担はかからないと思います。その一方で、球技などで突然止まったり、突然走り出したりする動きや、ウエートトレーニングなどで重いものを持つ際に踏ん張る時は患部に負担がかかるので、術後半年くらいはやめた方が良いと思います。

術後は誰でも「せっかく手術したのに、再発したらどうしよう」と思うはずです。迷ったら無理しない方が良いです。

現在、痔でお悩みの方へ

まずは、恥ずかしがらずに受診することお勧めします。薬だけでは症状をコントロールすることはできても、絶対に治りません。

生活に余裕のある方でしたら、すぐに手術することをお勧めします。術後は、しばらくは全力で仕事をすることはできません。そのため、有給休暇が 3 日以上取れる人、身の回りの世話をしてくれる人が近くにいる人以外は、慎重に手術の時期を見定めた方が良いです。

術後の痛みは執刀医により差があるようなので、口コミ等でよく調べておくことをお勧めします。また、個人差もかなりあるようです。また術式は、結紮切除術が再発率が低くお勧めです。

悪化してしまうと術後の痛みもひどくなります。特にイボが大きくなってしまうと、切り取る範囲も大きくなります。

早期治療が肝心です。




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