Lenovo が HPC サーバを新発売するそうです。すでにドイツのトップスーパーコンピュータSuperMUC-NG に導入されることが決定しました。
TOP500 の NEWS 欄には、毎週スーパーコンピューターに関する最新情報が報告されています。残念ながら、日本のメディアではほとんど報道されません。
本ウェブサイトでは、それらのニュースを定期的に日本語で紹介していきます。
今回紹介する記事は、
Lenovo Launches New HPC Server, Will Power Germany’s Top Supercomputer
February 24, 2018
概要
Lenovo は、HPC 市場を対象とした水冷式サーバーである ThinkSystem SD650 を発表しました。その最初の大きなテストは、ドイツの最も強力なスーパーコンピュータである SuperMUC-NG への導入が完了した今年の終わりに行われる予定です。
SD650 は ThinkSystem 製品ラインの最新バージョンであり、昨年の夏に発売された Intel の “Skylake” Xeon Scalable Processor(Xeon SP)のリリースとともに発表されました 。 ポートフォリオはさまざまな市場向けのラックとブレードの構造に及んでいますが、SD650 の場合、Lenovo は HPC、特に冷却コストとエネルギー消費を重視する環境のために、専用のボックスを設計しました。
サーバには Xeon Platinum または Xeon Gold プロセッサを実装することができます。また、デュアルソケット設計のため、28コアの大きなチップを選択するとサーバあたり最大 56 コアまで使用できます。 しかし、少なくとも当面は GPU はサポートされません。その代わり、ハイエンドの Xeon チップがあります。最速の Xeon Platinum チップである Xeon 8180 は、SD650 サーバで 4 TFLOPS のピーク性能を発揮することができます。それは、1 年前までは GPU と Xeon Phi プロセッサ、またはその他のアクセラレータを組み合わせることでしか達成できなかったものです。
感想
管理人も Xeon Gold を利用していますが、前世代の Xeon よりも速いです!Xeon Phi と GPU の組み合わせでしか達成できなかった FLOPS 数を Xeon Platinum のみで達成できるとは、すごいですね。ただ、どういう用途でスーパーコンピューターを使うのかは分かりませんが、GPU はあった方が良いと思います。
記事中に間違い等ある場合は、コメント欄、twitter またはメールにてお知らせいただけると幸いです。
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