「京」の後継機は「富岳」【理研スーパーコンピューター】

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5 月 23 日に、理化学研究所のスーパーコンピューター「」の後継機が発表されました。

富岳(ふがく)」という名称です。「富岳」は富士山の別名で、山の高さが性能の高さを示し、すそ野の広がりは利用範囲の広さを連想させることから、約 5,100 件の公募の中から選ばれました。

理研は、これまでにも HOKUSAI Great Wave HOKUSAI Big Waterfall など葛飾北斎に関連した名称のスーパーコンピューターを建造してきました。

そして今回の「富岳」は「富嶽三十六景」を連想させます。理研内部に熱烈な葛飾北斎信者でもいるのでしょうか?この北斎縛りはいつまで続くのか、個人的に注目しています。

富岳」は「」の跡地に建設され、2021 年頃の本格運用開始を目指しているそうです。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201905/CK2019052402000133.html

性能について

」で掲げた国産で世界一という看板を下ろすとのニュースを聞いていたのですが、開発・製造は結局富士通が担当するようです。製造拠点は海外らしいですが。

管理人は、以前 「京」の姉妹版のスーパーコンピューターで gaussian を動かしたことがあります。opt はそこそこの速度で回るのですが、 freq 計算が非常に遅かったです。freq は、intel の CPU の 10 倍くらい時間がかかっていました。そのため、また富士通が開発担当と聞いて、非常に嫌な感じがしました。。。

報道を見ると、今回の CPU は Arm ベースの 7nm FinFETプロセス採用の「A64FX」と書いてありました。前回よりも、良い性能であることを願います!ノード数は未定ですが、少なくとも 15 万個以上の A64FX が実装されるようです。

また、メモリには HMB2 を用いるそうです。今回の「富岳」は全体として省電力を意識した設計となっているようです。最近の反原発の動きを見ていると省電力化は避けられない課題ですよね。

富岳」は「」の 100 倍程度の性能を目指すそうです。そのため、今回の名称の公募で一番多かったのは、「」の次の単位を示す「(がい)」だったそうです。

単純に考えれば後継機の名称も数の単位と誰もが予想すると思いますが、理研には謎の北斎縛りがあります!もし次の後継機の公募があった際は、葛飾北斎つながりの名称を予想してみると当たるかもしれませんね!

参考文献

理研プレスリリース

https://www.asahi.com/articles/ASL8Z5HLQL8ZULBJ00P.html

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