書籍で計算化学について学んでみました_No.1

こんにちは。田中です。
私は、計算化学やシミュレーションに関しては、全くの初心者(素人)です。

そんな私が、これから計算化学を学んでいくわけですが、「素人が計算化学を学んで、何をどう理解していくのか?(そもそも、理解できるのか?)」「結局、何か使える知識・スキルは身につくのか?」ということを、これから書いていく記事を通じて、皆さまにお伝えできればと思っています。また、私が学んでいく過程をご覧になる中で、もし、一人でも多くの人が私と同様に計算化学に興味を持ってくれるということが起きたら、とても嬉しいです。

今回は、本ブログの初回でご紹介した「学び方」の中で、「書籍で学ぶ」ということを実施したので、紹介します。

動かして理解する第一原理電子状態計算

具体的には、上記書籍から、次の方法で学びました。
・書籍を読んで、私なりのエッセンスを抽出
・感想の言語化
・この書籍を読む前(Before)と読んだ後(After)で、自身の状態を言語化

なお、今回は「まえがき&第1章」を読み進めました。(続きは次回以降に取り組みます)

それでは早速、書いていきます。

動かして理解する第一原理電子状態計算(まえがき&第1章)

こちらの書籍のまえがき&第1章では、「そもそも、計算化学は何の役に立つのか?(どう役立てるのか?)」「(計算化学はわかりにくいという認識の上で)どうやって学ぶと、挫折せずに、正しく習得できるのか?」ということが書かれていました。

「導入」という位置付けでありながら、私として知りたかったことがわかりやすく書かれていたので、とても参考になりました。

記事を読んで、私なりのエッセンスを抽出

私にとってのエッセンスは、下図にまとめました。

図 まえがき から学んだエッセンス
図 第1章 から学んだエッセンス
図 第一原理計算と現象論的シミュレーションの比較

感想の言語化

私が最も気付かされた部分は「学び方」についてでした。

特に、私は「密度汎関数理論」といった難しそうなものを理解しようとして、なかなか前に進めない状態でした。そのため「理論の理解は、後付けで良いのか」という気づきは、肩の荷が降りた気分でした。

また、「自身のやりたい系で、とりあえず計算する」というのも、私はやってしまいそうでした。「学ぶ」というフェーズにおいては、まずは文献トレースを実施していきます。

この書籍を読む前(Before)と読んだ後(After)で自身の状態を言語化

[Before]
第一原理計算を使えるようになるハードルは、やはり高いのだろうな・・・。

[After]
正しい学び方をすれば、私にもできるかもしれない。

今回は、ここまでにします。
次回も引き続き、今回の書籍を読み進めていこうと思います。
記事を読んでいただき、ありがとうございました。

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