50 記事を記念して

いつもこのウェブサイトを訪問してくれてありがとうございます。
今回の記事が記念すべき 50 記事目となります。良い機会ですので、これまで書いた記事を振り返ってみたいと思います。

当初の目的

教科書には載っていない計算化学のやり方の解説や汎関数・基底関数のデータベースを作りたいと思い本サイトを開設しました。
より具体的には、inputファイルの作り方、logファイルの読み方等の基礎的なことから、C/C++による解析プログラムの作成などまで紹介していこうと考えていました。

これまで、GRRMのinputファイルの作り方inputファイルの作り方(Gaussian)GRRMのlogファイル解析法 PART1などで、基礎的なことを簡単ではありますが解説してきました。また、教科書等には載っていない構造最適化の閾値は何を意味しているのか?SCFの収束についてについても紹介しました。
一方、当初の大きな目的であった汎関数・基底関数データベースの構築は手付かずでした。その代わりMinnesota 汎関数はどれくらい正確なのか?という記事を書きました。

よく読まれている記事は?

本ウェブサイトの右サイドバーにも書いてありますが、計算化学.com の中で最もよく読まれている記事は以下の 3 記事です。

1. 虚振動とは?遷移状態とは?
2. 何 kcal/mol で反応は進行するか?
3. 協奏的?それとも段階的?

純粋な計算化学の記事よりも有機化学に関係のある記事の方が人気があるのかなぁという印象です。

記事執筆頻度の改善

ウェブサイトを開始してみて、思ったよりも記事作成に時間がかかるなというのが本音です。会社の仕事が忙しく更新できない日が多かったです。
反省の材料にするため、これまでの記事数の変化をグラフ化してみました。

本ウェブサイトをスタートした 2015 年 10 月は 19 記事も書いたのですが、その後は執筆ペースが落ちてしまいました。総記事数が 30 記事を達成してから 40 記事になるまでに約 10 ヶ月もかかっています。先月からまた執筆ペースが上がりましたが、ウェブサイトを開始して 1 年間で 50 記事しか書けませんでした。特に、当初目標としていたータベースは手つかずの状態です。また、時間がない中で記事作成を行っているため、不完全なままで公開している記事もあるので今後加筆修正していく予定です。

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今後の予定

今後は、以下の 3 つを中心に記事を書いていきたいと思います。

  • 汎関数・基底関数のデータベースの充実
  • 計算化学の論文紹介
  • 初心者向けの Gaussian の使い方講座

年内に総記事数 100 を達成できるよう執筆に励みます。また、アクセス数の多い記事については加筆修正する予定です。
これからもぜひ計算化学.com をご活用ください。

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